8年間も続けた調理という仕事を、あっさりと辞めた3つの理由

 

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こんにちは!

夏バテで麺ばっかり食べてる みく です😊

 

 

20歳頃から始めた調理を、続けないという決断をしたのはつい最近のことです。

なぜ辞めるという決断をしたのか?

今までの葛藤や、理由を書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 上手くなりたいという料理への興味が勝っていた3年間

調理を始めた理由はシンプルで、身になるアルバイトをしたいと思ったから😊

せっかく沢山の時間を使うんだし、何か身に付けようと思ったんですね。

 

もともと専門学校ではダンスや歌をやっていました。

もちろん夢もあり、東京に出てきたのですが、初めての一人暮らしということで

生活するにも必死でした。

アルバイト何かしなきゃな~と探していたところキッチンいいじゃん!となり、

始めたのです😊笑

もともと実家で料理はよくやっていたので、もっと上手くなりたいというのは思っていました。

 

アルバイトで色々慣れていくうちに、ものすごく楽しくなっていた私は、

 

もっと仕事が早くなりたい!

もっと色んな料理が知りたい!

 

興味しんしん状態になっていったんです😲

仕事の速さや綺麗な仕事さばき盛り付けの美しさなど自分なりに工夫しながら

成長していたと思います。

最初はファミレスから始めたキッチンも、カフェ、イタリアンバル、ビストロなど

徐々にレベルを上げながら楽しくやっていました💃

 

 

本格的に調理の道へ踏み出した4年目

 

料理への興味が止まらなかった3年間を経て、

私は料理の道へ本格的に進もう!と決めました。

 

さらにステップアップするために、今までより断然に調理技術のいるお店に就職しまし
た。

 

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そこで待っていたのが、

今でもその恐怖が消えることのない挫折でした。

 

調理の仕事というのは、本気でやろうと思えば思うほど

長時間労働休憩がとれない休みがなかなか取れないというような労働環境から逃れることが出来ません。

今は労働基準などかなり改善され、昔よりは良くなっているようですが、

それでも責任のある立場の方などは当たり前に四六時中働いているのではないでしょうか。

 

例としてみくが実際に働いていた時の一日の仕事の流れ↓

 

9:00 出勤 仕込みやランチの準備

 

11:30 ランチ営業開始 怒涛の嵐の幕開け

 

ここで5分間の休憩 

 

15:00 ランチ営業終了 怒涛の皿洗い 皿拭き 仕込み 賄い作り

 

16:00 賄いを食べる 15分で食べ速攻仕込み開始 ディナー準備

 

17:30 ディナー営業開始

 

5分休憩

 

22:30 ディナー営業終了 怒涛の片付け、調理場の洗浄、明日の朝の仕込みの準備など

 

24:00 終了 走ってギリギリの終電に乗る

 

25:30 帰宅

 

 

ざっとこんな感じでした。

よく見て頂くと分かると思いますが、15時間労働に対して休憩は5分休憩が2回

賄いの時間が15分 合わせて25分

 

 

きつかった。

 

休みは、週2、もしくは週1日で、

朝から晩までずっと寝て過ごしました。

何も出来ませんでした。

 

こういう働き方でも全然平気で、楽しく働ける方も沢山いるんです。

休みの日にも活動的に動いて、仕事もバリバリとこなす。

 

すごいよ、、すごすぎる。

 

私も頑張りました必死に

 

もっと料理を勉強したいから、

この環境に耐えられなきゃ料理人を目指す資格なんてない

 

頑張って、頑張って、頑張って

 

ある日の出勤途中に

 

 

倒れました

 

 

病院で言われました

 

過労です

 

筋肉に関する数値が異常だったようで、土木とかそういう肉体労働やってませんか?

と言われました。

調理ですというと、

『調理?どんな仕事させられてるの?無理しちゃいかんよ。』

 

無理してたのは分かってた。

でもみんなやってる。私だけ出来ないなんて許されない。

甘ったれるなと思われる。

 

実際に当時働いていたお店でとても期待されていた私は

謝りの電話をお店にいれた時、

シェフにすごくがっかりされていた

 

私はダメな人間だと思いました。根性なしの甘ったれだと。

 

人生の中でも大きな挫折でした。

 

 

 

自分の限界を知った

 

この経験を通して良かったこともありました。

自分の限界を知れたこと。

女性はとくに身を守るように体ができており、倒れるほど働くことが難しいそうです。

プレッシャーや自分への期待当たり前という思い込み理想など沢山のしがらみの中働いていた私は、

限界に近づくサインを無視し続け、知らないうちに限界に達してしまいました。

 

一時は落ち込み、もう調理は出来ないんじゃないか。

ほかに出来ることなんてないしどうやっていきていくの。

沢山悩みました。

 

そこで、考え抜いたすえ思いついた事が

 

限界が分かったんだから、

限界に達しない環境で働けるところを探そう

 

高く持っていた理想よりも、続けられる事を優先したのです。

この時期に、自分の限界とは?と常に考え生活していた私は、自分がロングスリーパーだということにも気づきました。

 

 

そう甘くはなかった

 

体力があまりないということが分かったので、働く前に面接の時点でお店の方にそれを伝え、お休みをしっかり取らせてもらえるようにしました。

お給料がその分減りますが、ちゃんと休めることが私の中で第一条件でした。

体力面での苦しみは、だいぶ減ったように感じました。

 

が、私の問題というのはそれだけではなかったのです

 

働く時間を減らしたのに、毎日ヘトヘトになって帰っていました。

 

なんでこんなに疲れるの、、

毎日帰り道はひどい頭痛に悩まされました。

帰り着くと何もできずソファーに倒れこみました。

 

 

悩みました。

そこで気づいたんです。私を一番に疲れさせていたのは、

 

人間関係

 

これでした。

思い返せば、レストランで働いていた頃の私は常に怒られることに怯えていました。

シェフはとても良くしてくれましたが、かなり感情の起伏が激しくミスなどすればかなり怒られました。

朝出勤し、シェフの機嫌が悪い日はひどくびくびくしながら仕事をしていました。

 

ホールの責任者の方も神経質な方だったので、こちらも神経を張り巡らせ接していました。

その中で一番恐ろしかったのが、

昔からそのお店で働いていた女性のホールの先輩でした。

 

そこに女性一人で長い事働いていたようで、

男性社会の中でとても可愛がられていたんだと思います。

 

その中にポンっと入ってきた私の存在は、

その先輩にとってとてもジャマだったんでしょう。

 

まあ~、分かりやすく冷たくされました。

私が作った料理にはすべてダメ出しをつけ持って行ってくれませんでした。

どんなに忙しいときでも。

 

気づけば私は、周りの人全員に異常に気を使い、

機嫌を取ることに必死になっていました。

 

※もともと私には気にしすぎるという気質があり、働き始めてそれが顕著にマイナスに働いていました

 

 

体力、気力ともに使い果たし、もうろうとしながら働いた結果倒れてしまいました。

働く時間を減らしたが、その中でも自分の繊細すぎる気質が原因で常に人の目を気にして、

疲れきってしまっていました。

 

正直この辺りで、かなり自分に絶望していました。

もう何もかもダメじゃん!と。

何しても人と関わらないといけないし、そう簡単に変えられることでもない。

思い返すとこの気質に、学生時代からずっと悩まされてきたことに気づきました。

 

 

 

 

とことん調べてみた

私は自分自身が、一般の人とは違うと薄々気づいていました。

試行錯誤して続けてきた仕事を通じて、行き詰まりを感じこのままではダメだと

とことん調べてみることにしたのです。

 

そこで知ったのが

  • HSP
  • ロングスリーパー
  • 色々な働き方をしている人がいるということ
  • 自分と同じような気質を持っている人が沢山いるということ
  • 多くの人が同じように悩んでいるということ

 

衝撃を受けました。

私はHSPだったんだと知ったときに、悩みやすく気にしすぎる自分に納得ができました。

そしてそれが、生まれつきだということ

 

沢山の同じ気質を持った方がいるということ。

ほっとしました。

私はなんてダメな人間だと思っていたから。

 

だけど、

世の中にはそういった一見マイナスと捉えがちな部分を単純にこれが私なんだと捉え、

自分に合った働き方でのびのびと働いている人が沢山いたのです。

 

客観的にその気質を知ることで、

むしろ良いところも沢山あるということにも気がつきました😊

 

沢山悩んで

 

人生に生き詰まり

 

強制的に自分自身も生活も見つめ直すしかなかった

 

その結果調理で生きていくのを辞める

 

という決断にたどりついたのです。

 

 

 

8年間も続けた調理という仕事を、あっさりと辞めた3つの理由

 

1.仕事を続けられず、人生に生き詰まった

2.強制的に自分を見つめ直す

3.自分自身をよく知り自分に合った働き方をしている人が沢山いることを知った

 

時間はかかりましたが、人生の大きな変化だったと思います。

今は気楽に自分に合った働き方をしています。

これからは

少し前の私のように、悩んでいるひとの力になりたい!

と試行錯誤しているみくであります😊✌

 

この経験が、誰かのもとに届いて、何かを知るきっかけや、少しでも手助けになりますように。

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございました!

それでは、また~👋